生理周期

生理(月経)とは

生理(月経)生理は、女性の体外に成熟した子宮内膜が排出される過程です。女性の生理周期は通常2538日であり、エストロゲンとプロゲステロンという女性ホルモンの分泌によって調節されています。生理の終了後、エストロゲンの作用により子宮内膜が厚くなり、排卵が起こると次にプロゲステロンの分泌が増加し、子宮内膜が着床に適した状態に成熟します。しかし、着床がない場合はエストロゲンとプロゲステロンの分泌が急激に低下し、不要となった子宮内膜が剥がれ落ち、生理が始まります。

生理周期平均は?

正常な生理期間は通常47日です。生理期間が2日以下の場合は「過短月経」、8日以上続く場合は「過長月経」として、潜在的な病気の兆候がある可能性があります。経血量については、一般的に2日目~3日目が最も多く、その後は徐々に減少していきます。
また、生理の始まりから次の生理の直前までの間隔を生理周期といい、一般的には、生理周期は2538日が正常範囲です。生理周期が24日以下の場合は「頻発月経」、39日以上の場合は「稀発月経」と呼び、病的な原因が関与している可能性も示唆されます。
生理周期は、エストロゲンとプロゲステロンという女性ホルモンの分泌バランスによって調節されています。ホルモンのバランスが乱れると、生理周期も乱れやすくなります。ストレス、疲労、体調不良などの要因によって女性ホルモンの分泌バランスが崩れることがあり、その結果として不規則な生理に悩む女性は多いです。
不規則な生理に悩んでいる場合は、健康状態を確認するためにも、まずはご相談ください。

生理周期長いときに
考えられること

生理周期が長い場合、通常の生理予定日よりも遅れて生理が始まることになります。このような変化は、女性ホルモンの分泌に関与するエストロゲンとプロゲステロンのバランスが乱れていることを示す可能性があります。
生理周期が長い原因としては、卵胞の発育や排卵が遅れることが考えられます。卵胞の成熟や排卵には複雑な調節が関与しており、ホルモンの分泌や卵巣の機能に影響を及ぼす要因が関与する可能性があります。ストレス、体重の変化、ホルモンの異常な分泌、卵巣の問題などが生理周期の長さに影響を与えることがあります。
生理周期が長い場合、不正な出血や排卵のタイミングのズレなどの問題が起こることがあります。また、生理周期が長くなることによって妊娠の予測や不妊の原因の特定が難しくなることもあります。

疑われる病気

多嚢胞性卵巣症候群

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、卵巣内に多数の小さな卵胞が形成され、卵胞の成熟に時間がかかるために排卵が困難となる症状です。男性ホルモンであるアンドロゲンの分泌量が異常に高くなり、卵胞の成長に障害が生じることがあります。

多嚢胞性卵巣症候群

高プロラクチン血症

プロラクチンは、産後に母乳を分泌したり、生理を抑制する役割を果たすホルモンです。しかし、高プロラクチン血症では、産後でなくてもこのホルモンが過剰に分泌されてしまいます。プロラクチンの過剰な影響によって生理周期が長くなることがあります。心療内科や消化器科系の薬剤が原因となり得ます。また、プロラクチンが非常に高い場合は下垂体腺腫との関連性が指摘されます。

生理周期短いときに
考えられること

生理周期が短い場合、通常の生理予定日よりも早く生理が始まることになります。このような変化は、女性ホルモンの分泌に関与するエストロゲンとプロゲステロンのバランスが乱れていることを示す可能性があります。
生理周期が短い原因としては、卵胞の発育や排卵が早まることが考えられます。卵胞の成熟や排卵には複雑な調節が関与しており、ホルモンの分泌や卵巣の機能に影響を及ぼす要因が関与する可能性があります。ストレス、体重の変化、ホルモンの異常な分泌、卵巣の問題などが生理周期の短さに影響を与えることがあります。
生理周期が短い場合、出血の期間が短くなったり、周期が不規則になることがあります。また、排卵のタイミングがズレたり、妊娠の予測や不妊の原因の特定が難しくなることもあります。

疑われる病気

卵巣予備能低下

卵巣予備能が低下してくると上昇する内因性のFSHによって前周期から卵胞発育が始まり、結果排卵が早くなり、月経周期が短くなることがかんがえられます。通常のホルモン検査ではわかりにくいこともあり、卵巣予備能を正確に診断するAMH検査が有効になります。

黄体機能不全

黄体機能不全は、分泌期(黄体期)が短くなる疾患です。脳や卵巣の異常が原因となり、黄体ホルモンの分泌が不足し、妊娠を維持するために重要な役割を果たすことができません。ただし、近年はその関連は否定的な報告がみうけられます。過去に行われていた子宮内膜日付診や採血による黄体機能検査については懐疑的な意見がなげかけられています。当院では原則検査をおすすめしておりませんが、希望のされる方は実施可能です。

無排卵周期

排卵が上手に行われていないことが原因となり、破綻出血を来たし、通常の月経として認識している可能性があります。基礎体温が1相性の方や、生理周期が不規則な方にみられることがあります。

生理周期が心身に
与える影響

気分の変化

イライラ生理周期の異常や変動がある場合、ホルモンの変化が気分に影響を与えることがあります。生理前の月経前症候群(PMS)や月経困難症などの症状が現れ、イライラや情緒の不安定さ、落ち込みなどの気分の変化が起こることがあります。

身体的な不快感

生理周期の異常や変化によって、生理痛や腰痛、頭痛、吐き気などの身体的な不快感が現れることがあります。これらの症状は、子宮内膜の剥離や子宮収縮に関連して起こるものです。

疲労感

疲労感生理周期の変化によって、体内のホルモンバランスが変動するため、疲労感が増すことがあります。特に生理前や生理中に疲れやすくなることがあります。

睡眠障害

生理周期の変化が睡眠に影響を与えることがあります。生理前症候群や生理中の不快感、ホルモンの変動による睡眠の乱れが起こることがあります。

心理的な影響

生理周期の異常や変動によって、自己イメージや自己肯定感に影響を与えることがあります。生理の不規則さや痛みによって、ストレスや不安感が増し、心理的な負担を感じることがあります。

生理のタイミングを
調整したい

生理のタイミングをずらす方法として、一般的にプラノバールという中等量ピルを予定月経5日前から内服開始し、生理をずらしたい日まで11錠内服を継続する方法があります。月経直後から内服を開始し、月経を予定より早めることによって生理をずらすやり方もあります。この薬は保険適応ではありません。自費でのお渡しになります。副作用に嘔気があり、内服が困難なかたが稀にいらっしゃいます。また極めて稀に血栓症の合併症があり、高齢・肥満・喫煙者は注意を要します。

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