子宮内膜ポリープ

子宮内膜ポリープとは

子宮内膜ポリープ子宮内膜ポリープとは、子宮内膜からきのこ状のイボが生じる状態です。多くは良性の腫瘍であり、大きさは小さいものから大きなものまで幅広くあります。また、数も1つの場合も、複数個みられることもあります。子宮内膜に受精卵が辿り着いたときにポリープが邪魔をして着床できないことで不妊に繋がります。

子宮内膜ポリープ悪性のこともある?

多くの子宮内膜ポリープは良性ですが、稀に悪性のこともあります。サイズが大きいポリープ(1㎝以上)の場合は、悪性腫瘍のこともありますので、特にしっかり検査を受けるようにしましょう。

子宮内膜ポリープの症状

子宮内膜ポリープの症状

子宮内膜ポリープがあると、貧血を起こす場合があります。また、他にも下記のような症状を表す場合があります。なお、子宮内膜ポリープがあっても何も症状が出ないこともあります。

  • 子どもがなかなかできない(不妊症)
  • 月経量が多い(過多月経)
  • 月経が長い(過長月経)
  • 不正出血がある
  • 閉経後に性器出血がある

など

子宮内膜ポリープの診断

子宮内膜ポリープの診断子宮内膜ポリープの大きさによりますが、多くの場合、経膣超音波検査にて診断が可能です。子宮内を直接観察することのできる子宮鏡検査を行うこともあります。また、必要に応じて病理検査を行います。

子宮内膜ポリープに
そっくりな
有茎性粘膜下筋腫

子宮内膜ポリープにそっくりな突起物として有茎性粘膜下筋腫というものがあります。両者の判別は超音波検査や子宮鏡検査だけでは困難であり、見極めるために切除して病理検査を行う場合があります。

子宮内膜ポリープの治療

子宮内膜ポリープが確認された場合、患者さまが置かれた状況により治療が変わってきます。まず、患者さまが閉経前か閉経後かで変わります。また、自覚症状があるか、不妊の原因になっているかなどを確認します。必要に応じて子宮鏡を行います。

子宮内膜ポリープを
放置すると

子宮内膜ポリープは基本的に放置して自然治癒することはありません。ただし、ごく小さなポリープに関しては、小さくなることがあります。

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