精液検査

なぜ精液検査が必要?

なぜ精液検査が必要?精液検査は不妊治療を行う際に、男性側が受ける一般的な検査項目になります。当院は、婦人科として女性の不妊治療を中心に行いますが、いくら女性の検査・治療を行っても妊娠に結びつかないことがあります。というのも、実は不妊の原因の約半数は男性に要因があるからです。男性側に妊娠できない原因があるにもかかわらず、検査しないで放置していると、女性の年齢も上がりますます妊娠できる可能性が低くなります。そのような状況を避けるためにも、妊娠できないときには男女ともに検査することを推奨しています。
軽症の治療は当院でも可能ですが、重度の場合、連携する男性不妊専門のクリニックをご紹介いたします。

精液検査で分かること

精液検査を行うことで、精液の量や精子の濃度、精子の運動率、精子の形(形態)がわかります。射精した際に精液中に精子がない状態を無精子症、精子の濃度が低い状態を乏精子症 運動率の低い状態を精子無力症と言います。
なお、精液所見にはむらがあり、精液検査を受けて異常を指摘された場合でも、再検査を受けて問題ない場合もありますので、一度異常を指摘された方は再検査を受けるようにしましょう。

精液検査を
受けるときの禁欲期間は?

精液検査を受ける場合、2日禁欲期間を設けることを推奨しています。禁欲期間が長すぎても精子の状態が悪くなることがありますので、可能であれば検査前の禁欲期間は2~4日にしましょう。精液検査を受ける場合、ご予約日時に気を付けましょう。

精液検査の基準値

精液の量 1.4ml以上
精子の濃度 1600万/ml以上
精子の運動率 42%以上
精子の形態(正常精子形態率) 4%以上

精液検査の基準値から外れても妊娠できないわけではありません。体調やストレスなど、ちょっとしたことで検査の数値が変動します。検査の数値で異常を指摘された方は、まずは再度検査を受けるようにしましょう。

精子を元気に
するためにできること

  • 禁煙する
  • 肥満を改善する
  • 精巣の圧迫を避ける(長時間座りっぱなしなど血流悪化をしない)
  • 長風呂や長時間のサウナなど精巣が温かくなり過ぎないようにする
  • 下着は風通しの良いものにする
  • 長時間ノートパソコンを膝に乗せるなど精巣が温まる環境を避ける
  • 長時間の自転車
  • 適度な運動を心がける
  • 禁欲期間は2~4日にする
  • バランスの良い食事をする
  • ストレスをためすぎない
  • 睡眠時間を確保する

など

当院が
ART(生殖補助医療)を
提案する目安

当院がART(生殖補助医療)を提案する目安

WHOの基準を満たすかたは検査結果からはあきらかな精子の数的異常はないものと考えられます。しかし、正常値といってもこれは妊娠できた男性の平均値ではなく下限近くの数字が基準となっておりますので、そこも考慮して慎重に判断します。また、精液検査結果には変動がありますので、正常下限の場合再検査をおすすめする場合もあります。女性側の年齢・原因も考慮して方針を決定しております。当院は精液検査が正常であるから人工授精は無効という考えではありません。体外受精を強引にすすめることは決してございません。是非ご相談ください。

基準値以下の方には人工授精を行ってより多くの精子を卵管内に届けるアプローチをまずは提案いたします。基準値内の方には一般的な人工授精単独はおすすめしません。女性側の排卵誘発を併用した人工授精をおすすめしております。

さらに基準値以下のかたでも総運動精子数が1000万個を下回る状況を繰り返す場合は、体外受精(ふりかけ)もしくは顕微授精を推奨しております。また、検査で正常もしくは軽度異常の方でも人工授精で運動性良好な精子が十分回収できないかたには体外受精(ふりかけ)もしくは顕微受精を推奨しております。採卵当日の精液所見によっても体外受精(ふりかけ)可能か顕微授精かが変更になる方もいらっしゃいますが、原則可能なかぎり体外受精(ふりかけ)を推奨しております。

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