第1子を授かったが
第2子以降が授かれない…
第1子は自然妊娠で授かれた、あるいは不妊治療の結果として授かることができたから第2子も同じように授かれるだろうと思っていたが、第2子以降を授かることができないとお悩みのかたもいることでしょう。お二人とも年齢を重ねていくことで、性腺機能は必ず低下していきます。治療困難になる前に是非一度相談にいらしてください。
卵管通過障害とは
卵管が詰まる(閉塞)、あるいは一部が細くなる(狭窄)ことにより卵子と精子がうまく出会えない状態です。クラミジア感染症や子宮内膜症が原因となり発症します。卵管通過障害があるかは、子宮卵管造影検査により判断できます。また、油性の造影剤により検査後の妊娠率上昇が期待できます。
第2子以降を授かれない原因
第1子を授かれたものの、第2子以降を授かれない原因としては、まず夫婦の年齢が上がったことが挙げられます。また、その他にも第1子出産以降太ってしまったという肥満、あるいは極端な産後ダイエットなどもホルモンバランスが崩れ妊娠しづらい身体になってしまったことが想定されます。子宮筋腫、子宮内膜症など不妊の原因となるものがないか、検査をしてみても良いでしょう。男性側もお一人できたから大丈夫とは決していいきれません。後天的に精子無力症になる方など、むしろ男性側に原因がある場合も見受けられます。女性の検査をしてからではなく女性と同時に男性も積極的に検査をおすすめします。
早めに気づくことから
始めましょう
第1子を自然妊娠で授かれた場合、不妊症に関してあまりイメージがない方も多いかもしれません。しかし、早期に気づき、治療を開始することが大切です。妊娠を希望しているにも関わらず妊娠できない場合は、原則的に35歳以上なら半年、35歳未満なら1年で不妊症を疑い、検査・治療を始めてみましょう。
当院で対応できる
検査・治療
第1子、第2子以降と関係なく、まずは妊娠や出産歴、既往歴など丁寧に問診を行っていきます。
その後、子宮がん検診や感染症検査、ホルモン検査、超音波検査など必要な検査を行っていきます。必要に応じて血液検査や子宮卵管造影検査を行います。こうした検査は、初診日にできるものもあれば、再度来院が必要になるものもあります。まずは患者さまの状態を把握したうえで、ご納得いただいて検査・治療に進めるようにしていきます。
なお、検査の結果、不妊原因がわかった方に対しては、人工授精や体外受精(顕微授精)に対応しています。