不育症の原因

染色体異常

染色体異常染色体異常は最も一般的な不育症の原因の一つです。胚が正常な染色体数を持たず、発育が適切でない場合、流産が発生します。主な染色体異常には以下のものがあります。

トリソミー

通常の2本ではなく、3本の染色体が存在する状態です。例えば、ダウン症候群(21番染色体のトリソミー)があります。

モザイク染色体異常

一部の細胞では異常な染色体数があり、他の細胞では正常な染色体数がある状態です。

子宮形態異常

子宮の形状に異常がある場合、胚が十分に成長できないことがあります。異常な子宮形状には以下のものがあります。

中隔子宮

子宮内に仕切りがある状態で、胎児の発育に支障をきたすことがあります。

重複子宮

子宮が2つに分かれている状態で、胎児の発育に支障をきたすことがあります。

免疫系の異常

免疫系の異常により、母体の免疫が胎児に対して攻撃的に反応することがあります。これによって胚の着床が妨げられ、流産が起こる可能性があります。免疫系の異常の一例として抗リン脂質抗体症候群(APS)が挙げられます。

ホルモンバランスの異常

ホルモンのバランスが妊娠をサポートするために必要なレベルにならない場合、流産が発生するリスクが高まります。甲状腺機能低下症やポリシスティック卵巣症候群(PCOS)高度肥満などが、ホルモン異常に関連しています。

感染症

妊娠中に感染症にかかることは流産の原因になります。ただし衛生状態の発達した現在では不育症の原因とはかんがえにくいです特にトキソプラズマ症、リステリア症、サイトメガロウイルス感染 風疹などは感染が胎児に影響を及ぼす可能性があるため、注意が必要です。

血液凝固異常

血液凝固異常血液凝固機能に異常がある場合、胎児に必要な血流が適切に確保されず、流産の原因となります。抗リン脂質抗体症候群(APS)やプロテインCS欠欠乏症などが含まれます。

環境要因

喫煙、アルコール摂取、薬物乱用、放射線への曝露などの環境要因は、胚の発育や胎児の健康に影響を与え、流産のリスクを高めることがあります。

高齢妊娠

母体の年齢が高い場合、染色体異常のリスクが増加し、流産のリスクも高まります。特に35歳以上の年齢を超えた妊娠は「高齢妊娠」とみなされ、流産のリスクが増大します。これは卵子の質が年齢とともに低下するためです。ただし精子側の要因も原因としてあるとこともわかってきており、一概に女性側の問題とするものではありません。

生活習慣

不適切な生活習慣、特に過度なストレス、不健康な食事、運動不足などは、妊娠と胚の発育に悪影響を与え、流産のリスクを高めることがあります。

遺伝的要因

一部の不育症は遺伝的な要因に関連しています。家族内で不育症が複数世代にわたって発生する場合、遺伝的な要因が関与している可能性があります。

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